第1回 ONE TAP SPORTS コンディショニング・カンファレンス 開催レポート 2/23

株式会社ユーフォリアの浦野です。

アスリートコンディション管理ツール”ONE TAP SPORTS” の
株式会社ユーフォリアが、
2019年2月23日(土)渋谷のヒカリエにて開催した
第1回『ONE TAP SPORTS コンディショニング・カンファレンス』
について、当日の様子や、プレゼンテーション内容を、ご来場いただけなかった方、途中退場された方向けに、レポートにて報告させていただきます。

 

ONE TAP SPORTS コンディショニング・カンファレンスについて

 

■ カンファレンスについて
ONE TAP SPORTSは、ラグビー日本代表をサポートすることから始まり、今では、様々な競技の代表チームからプロ/社会人チーム、大学チーム、ジュニア年代までの多くのカテゴリーのチームにご活用いただいています。

本カンファレンスでは、ONE TAP SPORTSを導入いただいている第一線で活躍されているユーザーにご登壇いただき、日頃どのように現場で「ONE TAP SPORTS」を活用してコンディション管理を行なっているのか、また、日々の強化やリカバリーはどのように行っているのかなど、現場目線でお話しいただきました。

 

(主催者挨拶をする株式会社ユーフォリア 共同代表 宮田 誠)

 

参加者の多くは、社会人/プローチームやアマチュアスポーツで、トレーナーやコーチをされている方が大半で、日常のヒントを得ようと、真剣な眼差しで発表を聞いたり、質問をされていました。また登壇者によるパネルディスカッションや、懇親会も行われ、インタラクティブな賑わいを見せておりました。

 

■ 来場者について

合計 90名の方に来場いただきました。
参加者の所属データについては、以下になります。

 社会人/プロチーム 43.1%
 大学・高校             23.6%
 一般(ジム等)        20.8%
 ジュニア年代            12.5%

   ※イベント登録時のアンケートより取得

社会人/プロチームに所属する方から、大学・高校の選手サポートで活躍される方など
幅広いスポーツ関係者の方に参加いただきました!

ここからは、当日の内容や様子についてお伝えさせていただきます。

 

ONE TAPユーザーによるプレゼンテーション


コンテンツとしては、ゲストスピーカーに
NPO法人スポーツセーフティージャパン、早稲田大学ラグビー部、関西学院大学アメリカンフットボール部でご活躍されている ONE TAP SPORTS 活用ユーザーをお招きし、講演をして頂きました。また、ユーフォリア管理栄養士によるランチセッション、全登壇者によるパネルディスカッション、そして弊社からはONE TAP SPORTSの機能などについて発表させて頂きました。

土曜日の11時から17時までの長丁場でしたが、同じ悩みや課題を持つ現場のトレーナーやコーチの皆さんの真剣な眼差しがとても印象的でした。

発表順に、登壇内容を振り返っていきます。

スポーツ現場における安全管理と障害予防について 海外(米国NCAA等)の事例と日本の現状

NPO法人スポーツセーフティージャパン 代表理事 佐保 豊様

(写真:NPO法人スポーツセーフティージャパン 代表理事 佐保 氏)

現在、日本で注目されております「大学スポーツ協会(UNIVAS)」のモデルとなった米国NCAAは、「選手の安全を守る」ことを目的に設立されました。ラグビーW杯、東京オリンピックとメジャーイベントを控えた日本においては、「安全」や「怪我の予防」という観点が待った無しになっています。本セッションでは、米国認定アスレティックトレーナー(ATC)であり、NPO法人スポーツセーフティージャパン 代表理事 佐保 豊様から、海外の事例をもとに日本スポーツ界の現在位置を再認識するとともに、プロ・アマ・部活動・グラスルーツに関わらず「ONE TAP SPORTSを活用した、明日からできる安全管理」について、ご教授頂きました。

また、明日からできる安全管理として、継続的に、主観的客観的な要素で管理していくことを推奨され、ONE TAP CONDITIONING”による体重、体温、脈拍、パフォーマンスチェックを行い、体調管理を行っていくことの重要性を説きました。数値の変化、例えば、体重増減が2%以下の場合、脱水症状の可能性あり、体温が高い場合は、疲労、炎症、時差ボケの可能性あり、脈拍が高い場合は、疲労、時差ボケ、緊張などといった普段の数値を理解し、日々の変化をみることで、安全や怪我の予防をしていくことについて教えていただきました。

 

 

 

ランチセッション:プロサッカー選手の栄養管理について

株式会社ユーフォリア 管理栄養士 小澤 智子

(写真:株式会社ユーフォリア 管理栄養士 小澤)


スポーツ栄養の需要が高まってきている中、これまで日本代表チーム等、多くのプロアスリートやジュニア選手への栄養サポートに幅広く携わってきたユーフォリアの管理栄養士である小澤による栄養管理について、小澤が監修したお弁当をご提供し、召し上がって頂きながらのランチセッション形式で行いました。

チームの目的設定=例えばプロであれば、増量・減量(体脂肪率減)、ケガ予防、リハビリ期間、疲労回復、ピーキング。育成であれば、増量、リハビリ期間、貧血、ケガ予防といったゴールに合わせた栄養サポート(食事チェック、身体組成)について、現場での経験をもとにお話させて頂きました。

選手のコンディション&フィジカルづくりのためのスポーツ栄養に必要なことを、
選手の食事写真の記録、おおまかな摂取量レベルの記録、選手とのメッセージやりとりを行うことができる”ONE TAP SPORTS NUTRITION”の活用事例をもとにご紹介しました。

 

・小澤監修、栄養バランスを考えて作られたお弁当

(写真:当日配布されたお弁当)

 

これより、午後の部となります。

 

フィジカル強化とコンディショニングによる、早稲田大学ラグビー蹴球部100周年復活への道のり

早稲田大学ラグビー部 ハイパフォーマンスコーディネーター 村上 貴弘様

(写真:早稲田大学ラグビー部 パフォーマンスコーディネーター 村上 貴弘氏)

早稲田大ラグビー蹴球部は創部100周年の節目の2018-19年シーズン、10シーズンぶりに関東大学対抗戦Aグループで優勝し、5年ぶりの正月越えを果たしました。大学選手権の準決勝では惜しくも宿命のライバル明治大に敗れて日本一は逃しましたが、長らく帝京大学一強の大学ラグビーにかつての名門復活を印象付けたシーズンでした。

本セッションでは、早稲田大学ラグビー部で約4年間に渡って、フィジカル面からチーム強化を支えて来た、ハイパフォーマンスコーディネーターを務める村上 貴弘様から、ONE TAP SPORTSを活用した、フィジカル強化とコンディショニングのお話をいただきました。

早稲田大学では、①ストレングス&コンディショニング、②ハイパフォーマンスコーディネート、③アスリートセンタードコーチング、の考えに基づきフィジカル強化とコンディションの管理を行っており、まず起こる事象をできるだけ客観化、数値化することが大切だという点から、ONE TAP SPORTS を活用。選手が記入する項目は、パフォーマンス、コンディション、ワークロードの項目があり、こまめに計測し、迅速に対応していくことがポイントであり、ータを貯めるだけではなく、データより導いた仮説は、60~70%のレベルであっても、実行していく必要がある説明されておりました。

テクノロジーの発展によってストレングス&コンディショニングコーチの業務が増えている中ですが、アスリートセンタードコーチング(※)を採用し、実践した結果、労力が10分の1になったともおっしゃっていました。

※日本体育大学教授 伊藤雅充氏が提唱。そもそも選手が自分の欲求が満たされないと、パフォーマンスは上がらないという点から、選手を中心に置いて指導すること。

大学アメフト日本一奪還への道 〜個人のポテンシャルを最大限に発揮するための栄養管理と体調管理〜

関西学院大学体育会 アメリカンフットボール部 油谷 浩之様

 

(写真:関西学院大学 アメリカンフットボール部 ストレングスコーチ  油谷 浩之氏)

日本大学に敗れて準優勝だった昨シーズンの甲子園ボウル。

関西学院大学体育会 アメリカンフットボール部Fightersは、個人のポテンシャルを最大限に発揮するための栄養管理と体調管理に継続的に取り組み、日本一の座を奪還しました。

本セッションでは、ストレングスコーチである油谷 浩之様に、
ONE TAP SPORTSを活用したチームの取り組みについてお話しいただきました。

まず、チームには学生スポーツとしての教育要素があり、Fightersのミッションは、目的:“よき社会人になる” 目標:”アメリカンフットボールで日本一になる”と置いており、社会でも通じるマネージメントを競技を通して学ぶ機会を作っている。また、選手が「何がしたいのか」を引き出すコーチングからはじまり、それを具体的なアクションプランに落とし、PDCAを回していくことの重要性について教えていただきました。また、ストレングス・トレーニングの目的については、障(傷)害予防と、競技力向上と2つを目指しているが、関西学院大学アメフト部は、選手のケガ、熱中症などの予防といった安全性の確保に一番力をいれており、ONE TAP SPORTSを活用したコンディション管理の事例を共有していただきました

 

登壇者によるパネルディスカッション

(パネルディスカッション写真:
  左から、村上氏、油谷氏、小澤氏、佐保氏、司会:ユーフォリア宮田)

本セッションは、先程までの登壇者全員参加でのパネルディスカッションでした。
会場からの質問に答える形式で、弊社宮田の司会進行で行われました。

大学スポーツで活躍する学生トレーナーの方、ラグビープロチームで活躍されるストレングス&コンディショニングトレーナーの方、高校部活指導者などから、

 

・ONE TAP SPORTSをどのようにチームに導入したか?
・導入の際にどう説得したのか?
・選手に継続的に使ってもらうための工夫は?
・主観的データを活用することの是非は?
・S&Cコーチの業務負担が増えているが、誰がデータを分析しているのか?
・アスリートセンタードコーチングをうまくやるには?

 

などの質問に対して、登壇者による現場で起こっている悩みや改善策についてディスカッションが行われました。

 

特に「ITを導入してコンディション管理をする」というのは、いまだ新しい分野のため、導入に際してチームを説得するのに苦労した、という声を聞きます。予算の面でも同様です。

ディスカッションでは、お金をかけなくてもできるコンディション管理(例えば、起床時脈拍を取得する、だけでもOK)など、明日からすぐ取り組める事例の紹介もあり、またONE TAP SPORTSも、チーム当たり月額数千円(選手一人当たり50円~数百円)で始めることができるため、ご紹介もさせて頂きました。

他にも「コンディション数値は監督には見せるの?」「選手起用に使われるとなると、選手は正直に入れないのでは?」など、生々しいリアルの質問もあり会場の皆さんも、そして私たちも興味津々でした。

 

ONE TAP SPORTSの機能紹介及び今後の拡張機能について

 

<ONE TAP SPORTSの機能紹介>

(写真:ONE TAP SPORTSの機能を紹介する 弊社ユーザーサポート リーダー 水谷 正芳(まさよし) )

 

ONE TAP SPORTS ユーザである登壇者の各セッションで紹介いただいた活用を支える各種機能について機能について、弊社、ユーザーサポートリーダーの水谷 正芳(まさよし)より、お伝えさせていただきました。

各セッションで、活用事例としてご紹介していただいた
“ONE TAP SPORTS CONDITIONING”,“ONE TAP SPORTS INJURY”
を中心に、ユーフォリアとして、トレーナーやコーチに、はじめに活用して頂きたい、日々の選手のコンディション管理や、インジュリーレポート機能を実際の管理画面を見ながら、説明させていただきました。

あわせて、詳細機能として、
チームの人数が多く、限られたスタッフで管理が行き届かないという課題を解決する
閾値を超えるとメールでお知らせがくる「アラート機能」や、選手とスタッフのコミュニケーションになる「チャット機能」の紹介もさせていただきました。

 

セッション後は、ブースにて個別の課題などを伺い、
ONE TAP SPORTSの活用方法についてお話させていただきました。

 

(写真:ONE TAP SPORTSを実際に使う様子をブースにて説明)

 

<今後の機能開発について>

(写真:これからについて語る共同代表 橋口 寛)

 

締めご挨拶として、共同代表である橋口より、ONE TAP SPORTSの開発方針や今後の機能開発についてお話をさせて頂きました。開発については、皆様の声をもらって、今まで進化してきたので、これからも仲間であるユーザーの皆さんの声をもとにクイックな開発を行くことを約束し、

 

我々の想いとして、
「誰も本来持っている魅力や価値を十全に発揮できるようにしたい。トレーナーやフィジカルコーチや栄養士の本務は集計したり計算したりグラフを書くことではない。それらの「作業」はできるだけ簡単にしたい。スタッフもプレイヤーも、本来持っている能力を最大限に発揮できる世界を作りたい。」

「ONE TAP SPORTSは、これからもずっとみなさんと一緒に作り続けていくシステムです。是非仲間になってください。仲間として共に、ディスカッションし続けてください。」

という言葉をお伝えさせていただき、1日を締めさせて頂きました。

 

参加者の感想

ONE TAP SPORTSを活用し現場でコンディション管理やチーム強化を行っている登壇者の方々のリアルな話から、参加者の皆さんが現在関わっているチームに対して、より良い運用をするにはどうしたらいいのか、多くの気づきがあった会なのではないかと思います。

ここでは、参加者の事後アンケートでの感想をいくつか紹介します。

集まって来る人たちが、皆、ポジティブで、スポーツのちからを感じます。日本のスポーツが世界と並べるように、皆様と一緒に学んでいきたいと思います。(40代 /男性 / 学生チーム)

コンディショニングと選手とのコミュニケーションで改善していきたいと思いました。(50代 / 男性 / 社会人チーム)

スポーツに限らず、データ入力を継続するには?などデータの活用、マネジメントの視点からも興味深いお話でした。(30代 / 女性 / 一般)

パネルディスカッション、各セミナーの先生方の話を聞いて日頃、疑問に思っていることが、はっきりした。あとは、フィードバックを… と思います。(50代 / 男性 / 学生チーム)

ONE TAP SPORTSをチームで、利用させていただいていますが、データの分析が難しく、うまくフィードバックができずにいたのですが、やはりデータを入れてもらったらフィードバックすることが、継続のためにも重要だと感じたので活用していきたいです。(20代 / 女性 / 学生チーム)

なぜ管理ツールを利用しなければならないのか。安全やコミュニケーションのツールとして活用されている大変貴重な話を聞かせていただきました。(40代 / 男性 / 一般)

以上

ご来場いただいた皆様
ご登壇いただきました皆様
会場提供いただきましたKDDI様
開催にご協力頂きましたNPO法人スポーツセーフティージャパン様

本当にありがとうございました! 

チーム ユーフォリア 一同

(写真:懇親会での集合写真)

 

本件のご質問などございましたら、
お問い合わせください。

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活用の際は、ご連絡いただけますと幸いです。

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